美容ドリンクを選ぶとき、パッケージ表面の「美容成分○mg配合」「○種類の美容成分」といった言葉に目が行きがちです。
でも、毎日飲み続けるものだからこそ、私が見てほしいのは裏面の原材料表示です。
この記事では、美容ドリンクに使われる添加物や甘味料の役割、原材料表示の基本的な読み方、そして私たちがなぜ防腐剤フリーや甘味料の選択にこだわったのかを、商品開発者の視点からお話しします。
美容ドリンクを選ぶなら「裏面」も見てほしい
美容ドリンクの表面には、その商品の特徴となる美容成分や配合量などが、わかりやすく記載されています。
もちろん、それも商品を選ぶための大切な情報です。
ただ、表面だけでは「その商品が何からできているのか」まではわかりません。
そこで見てほしいのが、パッケージの裏面などに記載されている原材料名です。
原材料は基本的に「多く使われている順」
食品の原材料名は、原則として使用した重量の割合が高いものから順番に表示されています。
つまり、最初のほうに書かれているものほど、その商品の中で使用割合が高いということです。
また、食品添加物は原材料と区分して表示することが定められており、「/(スラッシュ)」で区切る方法などがあります。
たとえば、
○○エキス、果汁、ラカンカエキス……/酸味料、香料……
と書かれていれば、「/」の前後で原材料と食品添加物が区分されています。
ただし、ここで誤解してほしくないのは、添加物が使われている=その食品が危険、ということではないということです。
食品添加物には品質を安定させたり、味や香りを整えたり、食品を流通させやすくしたりする役割があります。
私が大切だと思っているのは、
「添加物があるか、ないか」だけで判断するのではなく、毎日口にするものとして、自分自身が納得できる原材料なのかを見ること。
そのためにも、表面のキャッチコピーだけではなく、一度パッケージを裏返してみてほしいと思っています。
なぜ美容ドリンクに保存料や甘味料が使われるのか
美容ドリンクは、さまざまな成分を液体に配合した商品です。
そのため商品化するには、味だけではなく、品質の安定性や保存性、流通時の管理まで考える必要があります。
商品によっては、安息香酸ナトリウムなどの保存料が使用されることがあります。
保存料を使うことには理由がある
保存料は、微生物による品質劣化を抑え、商品を一定期間安定して流通させるために使用されます。
日本で使用できる食品添加物やその使用方法にはルールが定められているため、保存料を使用している商品そのものを否定するつもりはありません。
ただ、私自身は普段の生活でも、食品添加物をできるだけ摂りすぎないように意識して食品を選んでいます。
だから、自分で美容ドリンクをつくることになったとき、
「毎日飲むものに、自分ができれば摂りたくないと思っている防腐剤を入れたくない」
という気持ちがありました。
これは、「防腐剤はすべて悪い」という話ではありません。
商品開発者である前に、一人の消費者として、自分が毎日口にしたいと思えるものをつくりたかった。
私にとって、防腐剤フリーはそのための譲れない選択でした。
甘さも「何でつくるか」を考える
美容ドリンクには、独特の苦味や酸味を持つ美容成分もあります。
毎日続けるためには飲みやすさも大切ですから、糖類や甘味料を使って味を整えること自体には意味があります。
果糖ぶどう糖液糖、砂糖、人工甘味料、植物由来の甘味料など、選択肢はいくつもあります。
私たちが考えたのは、
「どうすれば強い甘さで味を隠せるか」ではなく、「毎日飲むものとして、何で甘さを整えたいか」
でした。
そこでPLACENRICHでは、植物由来の甘味料である「ラカンカ(羅漢果)」を選択しています。
防腐剤を使わないなら、販売方法まで考える
防腐剤を使わない商品をつくることは、それだけで完結する話ではありません。
ここは、実際に商品を開発・販売しているからこそ、とても重要だと考えている部分です。
保存料に頼らないのであれば、製造工程や殺菌条件、容器、衛生管理、そして製造後に商品がどのような環境で保管されるのかまで考えなければなりません。
そこでPLACENRICHでは、販売方法についてもひとつの判断をしました。
販売・保管状況を自社で管理できる、自社販売を基本とすることです。
一般流通を広げれば、より多くの方に商品を届けられる可能性があります。
その一方で、自社の管理を離れたあと、どのような環境で保管されるのかをすべて把握することは難しくなります。
PLACENRICHは、強力な防腐剤に頼らない設計を選んでいます。
だからこそ、商品をつくるところだけではなく、お客様に届くまでの保管環境にも自分たちで責任を持ちたい。
販売チャネルをむやみに広げないのは、販売機会を増やすことよりも、商品に合った管理方法を優先した結果です。
「何を入れないか」を決めたら、それに合わせて製造や販売の仕組みまで整える。
そこまで含めて、ひとつの商品設計だと私たちは考えています。
「無添加」の文字だけで選ばず、原材料表示を見る
防腐剤フリーや無添加に関心がある方ほど、もうひとつ知っておいてほしいことがあります。
それは、「無添加」という言葉だけで商品を判断しないことです。
何を使用していないのか、そして反対に何を使用してつくられているのか。
表面の言葉だけではなく、原材料表示まで確認すると、商品への理解が大きく変わります。
| チェックするところ | 見るポイント |
|---|---|
| 原材料の最初 | 商品の中で割合の大きい原材料は何か |
| 甘味に使われるもの | 糖類・甘味料として何が使われているか |
| 食品添加物 | どのような添加物が使用されているか |
| 無添加・フリー表示 | 具体的に何を使用していないのか |
| 美容成分 | 配合量だけでなく、何を目的に組み合わせているのか |
そして、美容ドリンクは「添加物が少なければ、それだけで良い」というものでもありません。
40代・50代になると、肌だけではなく、髪や毎日のコンディションなど、年齢とともに気になることが少しずつ増えてきます。
だから私たちは、できるだけ摂りたくないものは使わず、そのうえで、これからの美容に必要だと考えるものをきちんと組み合わせることを大切にしました。
毎日続けられること。
そして、続けることで年齢に応じた美容をトータルに支える設計であること。
その両方を考えて、ひとつの美容ドリンクにしています。
まとめ|原材料から販売方法まで、理由のある選択を
美容ドリンクを選ぶときは、表面に書かれた美容成分や配合量だけではなく、一度パッケージを裏返してみてください。
何からつくられているのか。
何で甘さを整えているのか。
どんな添加物が使われているのか。
そして、なぜその原材料が選ばれているのか。
私がPLACENRICHを開発するときに基準にしたのは、「自分自身が、毎日飲み続けたいと思えるものか」ということでした。
普段から添加物をできるだけ摂りすぎないようにしているから、防腐剤は使いたくなかった。
甘味にも、自分が納得できるものを選びたかった。
そして防腐剤に頼らない設計を選んだからこそ、保管状況まで自分たちで管理できる販売方法を選びました。
商品は、中に何を入れるかだけで完成するものではありません。
原材料、処方、製造、保管、そしてお客様の手元に届くまで。
そのすべてに、自分たちなりの理由を持つこと。
基本こそ、贅沢。
毎日身体に入れるものだからこそ、その基本を丁寧に積み重ねる。それが、私たちの美容ドリンクづくりです。



